京セラ 通信機器事業本部 通信国内事業部 国内技術部 プロジェクトリーダーの大内康史氏は、TORQUE X01を「TORQUEのDNAを受け継いだ最強のタフネスケータイ」と紹介します。「従来型ケータイで高耐久の端末が欲しいという声が多かった」ことは京セラ側も認識しており、そんな「熱い要望に応えるべく、満を持して開発した」(同氏)。スマートフォンでも展開している「TORQUE」は、G’zOneなどに比べると新しいタフネスブランドですが、実は京セラは2003年から、北米でもタフネスケータイを投入しているのです。こうした北米で培ってきたノウハウも、TORQUE X01は受け継いでいます。TORQUE X01はG’zOne TYPE-Xと似ている部分が多いのですが、(G’zOne TYPE-Xと開発した)カシオ計算機とノウハウを共有するといったことはなく、あくまで京セラが築き上げてきた技術を取り入れているのです。大内氏がTORQUE X01を最強のタフネスケータイと呼ぶのは、米国国防総省が定める耐久試験(MIL-STD-810G)の18項目に加え、京セラ独自の耐衝撃テストをクリアしたからです。その独自テストは、高さ1.8mから鉄板とコンクリートに落下させるというもので、高さ1.22mからラワン材に落下させるテストが基準だったG’zOne TYPE-Xよりも高い耐衝撃性能を誇っています。また、耐振動、温度耐久、低圧対応、防湿、耐日射、耐氷結のサポートも、G’zOne TYPE-Xにはないポイントなのです。